雑記帳
2011-10-20 (Thu) [長年日記]
■ [AWS][Windows] Windows ServerのAMIを作成する際にはsidに注意
Amazon提供のAMIからWindows Serverを起動して、基本的な設定を作成した後にAMIを作成し、そこからインスタンスを増やす、といった場合には、sidに注意する必要がある。
単体で使用するときには問題にはならないと思うが、Active Directory環境で使用する際には、sidが重複しないようにする必要がある。sidが重複してしまうと、メンバーサーバに追加したアカウントの権限周りで、期待した動作をしなくなってしまう。
Amazon提供のAMIには、EC2ConfigService Settingというツールがあり、これを使うことでsidを変更することができる。
sidを変更するには、スタートメニューからEC2ConfigService Settingを起動して、[Bundle]タブから[Run Sysprep and Shutdown Now]ボタンを押す。すると、ボタンに書いてあるとおり、再起動ではなくシャットダウンが実行され、インスタンスが停止する。
この停止中にAMIを作成すると、Amazon提供のAMIの様に、インスタンスの起動時にsidが変更されるAMIができる。通常のバックアップ目的で作成するAMIなど、sidが変更されては困る場合は、この時にAMIを作ってはいけない。
AMIが必要なく、単にsidを変更したいのであれば、このままインスタンスを起動すれば良い。起動時にsidが変更される。