雑記帳
2004-05-18 (Tue) [長年日記]
■ [生活] 牛乳は、実は人間には有害だった?
サイゾー2004年6月号の特集は「放送禁止!?ニッポンのタブー」というものなのだが、その中に牛乳についての話題が。それによると、牛乳や乳製品の多量摂取が、癌、動脈硬化、糖尿病、白内障、骨粗鬆症(!)などの重大な疾患を引き起こす可能性があるという*1。
どんなものでも過剰摂取は良くない*2ことは百も承知ではある。しかし、日本人は牛乳や乳製品を摂取しない方が良いという感じなのだ。自分は牛乳を良く飲んでいるので他人事ではない。
牛乳をよく飲む人は、胃や腸の相が悪い。(中略)食歴を調べると、小さい頃から牛乳を良く飲んでいる患者が実に多い。
これは心当たりがある。私は牛乳を小さい頃から良く飲んでいて、胃腸が弱い。
また、学生や子供を対象にした調査では、牛乳をあまり飲まない人より、良く飲む人の方が視力が悪いとの結果が出ているらしい。視力が悪い原因はもっと直接的な原因のほうが大きいと思うのだが、気になる話ではある。
一番意外だったのは、骨粗鬆症の原因になるという話。
普段、人間の血液中でカルシウムの濃度は一定に保たれているのですが、牛乳を飲むと血液中のカルシウム濃度が急激に上がる。すると体が拒絶反応を起こし、余分なカルシウムだけでなく、必要なカルシウムまで排出してしまうのです。
理屈はまぁ納得がいくが、他のカルシウムが含まれる食品はどうなのだろう?「急激に」というのがポイントかもしれない。
日本人は、体質的に牛乳に含まれる乳糖をうまく分解できない人が多いという話は聞いた事があったのだが、ここまでひどいとは思わなかった。
まぁ、話半分だとしても、日本人は歴史的経緯で乳製品向きの体質ではない、というのは納得が行く。こういうリスクがあるといわれる食品よりも、自分たちの祖先が食べてきたものを積極的に食したほうが良いというのは至極もっとも。食品などに対する体質の改善は六代かかるという話も聞いた事がある。今後はより意識していこう。
なお、これらに関する反論としては、社団法人 日本酪農乳業協会のサイトにある牛乳Q&Aがある。