雑記帳
2003-12-03 (Wed) [長年日記]
■ [ThinkPad] X40で気になったポイント
s30の代替になるのかが気になるので、s30と比べてみた。
- 寸法
268×211×20.6-26.9(mm)。s30は257×213×22.5-32.3(mm)なので、s30よりも幅があり、薄くなった。
- 質量
標準バッテリー装着状態で、質量が1.24kg!これはs30よりも軽い(s30は1.45kg)。ただし、標準バッテリーでは3.5時間しか持たないのでこの点はs30より劣る(s30は6.7時間)。
- バッテリー
標準、大容量、拡張の三種類。このうち、標準と大容量は後ろに装着する。拡張は底面に装着する。標準のみ、大容量のみ、拡張のみ、標準+拡張、大容量+拡張という構成が取れることになる。
時間 質量 標準 3.5h 200g 大容量 7.5h 400g 拡張 3.5h 450g 大容量のみにすると1.26kgで7.5時間、大容量+拡張にすると1.35kgで10時間ということなので、s30より軽く、長時間使える。
- ワイヤレスLAN
ワイヤレス対応版はCentrinoのロゴがついているため、標準では11bしか使えない。Mini PCIワイヤレス・オプションカードを別途購入して装着するとa/b/gのすべてに対応するようになる。標準でワイヤレスがついていないモデルもアンテナは搭載済みとのことなので、Centrinoじゃない方を買って、Mini PCIワイヤレス・オプションカードを買った方がよさそうだ。
- その他インターフェース
SD I/O 1.0対応。CFとIEEE1394は無し。CFを無くした代わりにSDカードを乗せたのだろう。CFは使っていないがSDカードは使っているので、これはうれしい。IEEE1394も、対応機器を持っていないので問題なし。
- HDD
1.8インチ、20GByte、4200rpm(ただし、3.5GByteは「サービス区画(DtoDだな)」として予約済み)。1.8インチのHDDは割と評判が悪い(換装できない、遅い、少ない)のだが、小さく軽く低消費電力なので採用されたのだろう。個人的にも2.5インチの方が取り回しやすいので好みではあるのだが、ThinkPadの場合はドックを使って、IDE接続のセカンダリHDDが使えるので(X40でも同じはずだ)、許容範囲内。
- 画面
12.1V型XGAディスプレイ(Vって何?)。s30は10.4V型XGA、X31は12.1V型XGAなので、X31相当か。あと、当たり前のようにキーボードライトがちゃんとついてるのがうれしい。
- グラフィックチップ
s30と同じくチップセット内蔵のもの。ただし性能は段違いだな。正直こだわらないので、s30よりましならOK(s30より駄目というのは、いまどきないだろうけど)。
- キーボード
こればっかりは触ってみないと分からない。X31のキーボードを若干小さくした感じか。X31は持ってないのでなんともわからん。TrackPointにソフト・リムが使えれば文句なし。
- ウルトラベースX4
ベースつきでだいたい2kg。ドッキング状態での耐久性能評価をしているというのが、実にIBMらしい。つけたまま持ち歩くというのを想定していると考えられる(T40より軽いし)。
- 価格
Centrinoモデルで198,000円。比べるのもなんだが、定価はs30より安い。定価で20万円を切ったのはうれしい。
- 総評
とにかく軽いのに驚いた。s30と同等かそれより重いものかと思っていたのだが。残念な点は1.8インチのHDDを使っているところぐらいか。このスペックが1.8インチのHDDを採用したことによって得られたものだと考えるならば、十分許容できる。これは買いだ!
それにしても、これはX40じゃなくて、s40にすればよかったのでは。明らかにsシリーズに近い。X31は併売されるというところから見ても、違う系統であることは間違いないわけで。sシリーズはもう止めたことになっているからだとは思うけど、だとしたら、別のシリーズにすればよかったのに。まぁ、こだわりませんが。
関係ないけど、2chではやっぱり否定的な向きが多そうな感じ。そこがまた良い【謎】。
■ [変なもの] ゴム銃のオッグクラフト
AD-HOCKERY DIARY(2003-11-30)より。56連発というのがすばらしい。一番古いのが1979年製で、後は最近なんですなぁ。